まんが日記『カノン劇場』

ヒヤク

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詩人宮澤賢治は『種山ヶ原』の中で、海だと思ったら光る草原だったと─。
春は変幻の相を見せる。
まるで人の感覚を騙すマジシャンだ。
風も甘く優しく光の帯となって耳元でささやく。
北風は寒さの冬をじっと堪えた分春の歓びを全身に吸い込む。
そして飛躍する。

2016年 4月 9日

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